![]() |
||
●豆知識<健康> ・散歩の効用 ・秋からがおいしいサバ ・「笑う門には福来たる」 の医学的な意味
|
■薬を服用するときの注意・食品との食べ合わせ 仕事の疲れや寒さなどが重なって体が不調になりやすく、薬のお世話になり やすい時期になった。普段何気なく服用している薬が、食事の内容で、効果に 影響が出てしまう場合があるという。今回は薬を服用するときの注意や、避け たい食品との食べ合わせ・飲み合わせを紹介したい。 まず最初に、薬の服用の注意。 カプセル剤と錠剤は苦味を消すだけでなく、胃で溶ける・腸で溶けるなどの 効果を狙っているので、噛み砕いたり中身を出して飲まないよう。また、服用 時には多めの水か白湯で飲むのがもっとも効果的だ。とくにゼラチンでできて いるカプセルを何も飲まずに服用すると、食道壁にカプセルが張り付いてしま うこともあるので注意されたい。 薬と食品の相互作用が出るおそれがあるものとして下記がある。 ・チーズとワイン⇒ フェニルプロパノールアミンの鼻炎薬や風邪薬で動悸、 頭痛、血圧上昇などが現われることがある。 ・コーヒーなどのカフェイン⇒ テオフィリン系気管支拡張薬で、頭痛や不眠 になることがある。 ・グレープフルーツ⇒ カルシウム拮抗薬の降圧剤(血圧を下げる薬)が効き すぎ、血圧が下がり過ぎることがある。 ・キャベツ⇒ 甲状腺ホルモン製剤の効き目を落とすことがある。 ・納豆⇒ ワルファリンカリウムの血栓予防薬の効き目を落とすことがある。 ・セントジョーンズワートを含む健康食品⇒ 経口避妊剤の作用を弱めること がある 薬は体の機能を高めて病気を治し、健康を維持するために必要なものだが、 副作用が出ることもある。市販薬などは気軽に飲んでしまうが、服用前にしっ かりと説明書を読むことが大切だ。今年もあと20日足らず、元気で師走を乗り 切りたいものだ。
|
|
|