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●豆知識<健康> ・散歩の効用 ・秋からがおいしいサバ ・「笑う門には福来たる」 の医学的な意味
・ココアでホッと一息
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■散歩の効用 秋も深まり、街路樹も色づく頃になった。散歩を始めるには絶好の時期だ。 散歩は軽い運動だが、健康な体作りには年齢を問わず有効だ。 とくに血圧が高めの人は、この時期から散歩をして外気に当たり、気温の低 下にそなえて肌を慣らすのがよい。秋からの適度な運動は、血管の緊張をやわ らげて血圧を下げる効果も期待できる。 散歩の効用には下記のようなものがある。 1)歩くことで血流量と呼吸数が増え、心肺機能が強化される。 2)足は血液を全身に送るポンプの役目をしているので、歩くと心臓の循環機 能が高まる。加齢で心臓の力が弱まったら、足のポンプの力を借りよう。 3)体を動かすと骨に負荷が掛かり、これに耐えるため骨のカルシウム量が増 える。 4)長時間の適度な運動は、体脂肪を消費してコレステロール値も下げる。 5)動脈硬化を予防するHDL(善玉コレステロール)が増える。 散歩は、体だけでなく心にも効用がある。柔らかな日差しを浴びながら、風 に吹かれる。せせらぎや鳥の声に耳を傾け、季節の花や木の香りを吸い込む。 そんな五感への穏やかな刺激が、ストレス解消になる。仕事や日常の雑事をし ばし忘れることも、活力を高める方向に働くようだ。 また、最近の研究では足を動かすことがボケ防止につながるという結果も出 ている。足を動かすと、足の筋肉運動を司る脳が使われ、脳全体に大量の血液 が送られ、神経細胞が活発に動くようなるのだという。体の中でも、運動能力 の大きい足の刺激がより有効だそうだ。
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