豆知識<健康>

散歩の効用

秋からがおいしいサバ


笑う門には福来たる」
  の医学的な意味

免疫力強化に
 「きのこ」

滋養たっぷり
  旬の牡蠣(かき)

薬を服用する時の注意 
 食品との食べ合わせ

防衛体力」を高めよう

頭皮の元気を取り戻そう

健康ブームでますます人気が高まる「ゴマ」のパワー

ココアでホッと一息

花粉シーズンが
  やってきた!


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免疫力強化に「きのこ」
 健康志向の高まりで、このところ注目を浴びているのがきのこ類。きのこは
秋の食卓をにぎわすものだったが、栽培技術の進歩で1年を通して出回り、新
顔きのこも続々と登場している。

 きのこにはタンパク質、繊維質、ビタミンB群、ビタミンDなどが含まれて
いるが、食物繊維の一種である「β−グルカン」が豊富なのが特長だ。
 このβ−グルカンは免疫力を活性化する物質。免疫力とは、病気にならない
よう生まれつき体に備わっている力だが、30歳でピークに達するといわれる。
以降は、加齢やストレス、栄養バランスの乱れから低下していくが、きのこ類
が低下を抑えてくれる。とくにしいたけやマイタケにβ−グルカンが多く、が
んや感染症予防にも効果があるとか。現在、きのこから作った制癌剤が医療現
場で使われている。

 さて、店頭には多種類のきのこが並んでいるが、馴染み深いしいたけの表示
に注目してみよう。
 生や干したものに、「原木栽培」と書いてあるものがあるが、これはコナラ
やクヌギに菌を埋め込んで作ったということ。現在、国内の生しいたけの約半
分は、短期間で収穫可能な「菌床栽培」で、オガクズに米ぬかなどの栄養分を
加えてブロック状にした菌床で栽培されている。原木栽培のほうが割高だが、
原木の滋養を吸収しているので歯ごたえや風味、香りが良いといわれる。

 きのこは独特の香りや歯ごたえを壊さずに料理したいものだ。焼いても炒め
てもおいしいが、これからの時期は何種類ものきのこを1度に楽しめる鍋料理
で、新顔きのこも食べ比べてみてはいかがだろうか。