豆知識<健康>

散歩の効用

秋からがおいしいサバ


笑う門には福来たる」
  の医学的な意味

免疫力強化に
 「きのこ」

滋養たっぷり
  旬の牡蠣(かき)

薬を服用する時の注意 
 食品との食べ合わせ

防衛体力」を高めよう

頭皮の元気を取り戻そう

健康ブームでますます人気が高まる「ゴマ」のパワー

ココアでホッと一息

花粉シーズンが
  やってきた!


   戻る  次へ

             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
「笑う門には福来たる」の医学的な意味

 「笑う門には福来たる」という言葉があるように、笑いが心と体に良いこと
は昔から経験的に分かっていた。最近、その効用が脳や血液の研究で解き明か
されつつある。さて、笑いにはどんな働きがあるのだろうか。

 人間の体は、笑うと脳波の一種のアルファ波が増えて心身がリラックスする
だけでなく、思考時に増えるベータ波も増えて、脳全体の機能も良くなるのだ
という。また、笑ったあとには脳の血流量が増え、末梢神経にまで血液が行き
渡り、新陳代謝が良くなるという実験結果が出ている。

 変化が現われるのは脳だけではない。
 笑う前後の動脈血を調べると、酸素の分圧が増えているという。これは、血
液がアルカリ性になったということ。現代人は肉食やストレスなどで血液が酸
性に傾きやすいが、笑いがそれを緩和してくれるようだ。
 また、がん細胞や細菌に侵された細胞を死滅させるナチュラルキラー細胞
(NK細胞)を、笑いが活性化させるということも分かってきた。

 一部の医療機関では笑いの効用に注目し、リウマチなどの痛みの強い病気に
罹っている人のリハビリ治療に落語を取り入れている。痛みや将来動けなくな
るかもしれないという不安を、笑っている瞬間はすっかり忘れて無の状態にな
ることで、ストレスが軽減されるという。また、痛みは心理的要因に左右され
るが、笑いには痛みを和らげる効果があることも、患者の聞き取り調査によっ
て分かっている。

 笑いは、心と体の元気を取り戻す生活の知恵だ。大いに笑って、気分転換し
よう。ただし、人をおとしめるような笑いは逆に害になるそうなので、楽しい
笑いの種を見つけよう。

[関連ページ]
●日本笑い学会

 http://www.age.ne.jp/x/warai/