豆知識<健康>

ちょっとの意識ででき
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肝臓を悪くせずにお酒
  を嗜むには


唾液パワー

秋の愉しみ松茸は
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備蓄過労を防ぐ方法

味覚障害は亜鉛不足が
  原因

秋の食卓に、中高年の
 
健康維持に最適なサトイモを

大根は葉も皮も食べたほ
 
うが体にいい

 

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  味覚障害は亜鉛不足が原因

 近頃、味が分からないという味覚障害の人が増えている。
 薬の副作用や心因的なものなどいくつかの原因があるが、偏った食生活から
くる亜鉛不足による障害が増えているようだ。

 味を感じるのは、舌の表面にある味蕾(みらい)で、約30日周期で再生する
が、亜鉛が不足すると味蕾の再生ができず、味が分からなくなるという。
 1日に必要な亜鉛の摂取量は成人男女ともに10ミリグラム。ところが、最近
の日本人は偏った食生活などにより、亜鉛不足状態にあるといわれる。

 亜鉛を多く含む食品は、牡蠣、アワビ、豚レバー、ホタテ、青魚、子持ちシ
シャモ、煮干、干ししいたけ、納豆、湯葉、高野豆腐、緑茶、油揚げ、ゴマ、
ショウガなど。日本の伝統的な食材や、鉄分を含むものが亜鉛を多く含んでお
り、和食を基本にすることが効果的だ。

 亜鉛は、味覚だけでなく、性ホルモンの合成にも欠かせないもので、とくに
男性は亜鉛不足により精子や精液が減少するので、セックスミネラルとも呼ば
れている。また、妊娠時の亜鉛不足が、生まれてくる子どもの免疫力を低下さ
せるともいわれている。
 亜鉛は、このほかにも幅広い活躍をする必須ミネラルなので、不足しないよ
うに気を配りたいものだ。