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●豆知識<健康>
・ちょっとの意識ででき
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■唾液パワー 唾液はたくさんの役割を果たしている。 1.食物を溶かし、かみ砕いた食べ物をうまく飲み込めるようにする。 2.口の中を湿らせ、舌の動きや粘膜の動きを滑らかにする。 3.食物を溶かして味蕾(みらい=味覚を感じる細胞)に運び、味を感じさせ る。 4.口の中を中性に保つ(虫歯になりにくくする)。 5.食欲を増進する、などが上げられる。 そして、今回焦点をあてるのは「6.口臭防止効果」だ。 口臭の原因は主に食べカス。食後に口の中に残った食べカスは、細菌や微生 物によって腐敗発酵を起こし、アンモニアガスなどの匂いを発生させる。唾液 は、口臭の原因となる物質を薄めると同時に、口の中を洗浄して原因物質を取 り除いてくれる。また、口の中が乾き気味になると、匂いが強くなるので、口 の中をつねに湿らせてくれる唾液の分泌は、口臭防止には欠かせない。 唾液が作られるところは、唾液腺(だえきせん)。口の中に入った食物など から舌の粘膜が刺激を受けると、それが脳へと伝達され、唾液が分泌される。 正常な人の1日あたりの唾液分泌総量は約1.5リットル。ものを良くかむと、唾 液の分泌量は増える。 しかし、唾液の分泌が減ってしまうことがある。病気や服薬時だけでなく、 疲労やストレスがたまったり緊張状態が続いているときだ。唾液は口の中の病 原菌を殺菌して、体内への進入を防ぐ働きをしてくれる。疲労がたまり、唾液 の分泌が減ったときには、病原菌に感染しやすくなるので注意が必要。体内の 水分が欠乏すると分泌が減るので、日常的に水分補給を忘れないようにしたい。
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