豆知識<健康>

ちょっとの意識ででき
  るストレス解消法


肝臓を悪くせずにお酒
  を嗜むには


唾液パワー

秋の愉しみ松茸は
  やんごとなきもの

横眠りでイビキ解消

健康と美肌に効果!
  酒粕が店頭に並ぶ季節

備蓄過労を防ぐ方法

味覚障害は亜鉛不足が
  原因

秋の食卓に、中高年の
 
健康維持に最適なサトイモを

大根は葉も皮も食べたほ
 
うが体にいい

 

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■「蓄積疲労」に効く方法

 健康な状態であれば、バランスの取れた食事と十分な睡眠で前日の疲れは
回復する。しかし、日々の疲れが取れない状態が長く続くと、慢性的にだる
い、目覚めたときにすっきり感がない、やる気が起きないという状態になる。
これが「蓄積疲労」で、集中力・注意力が欠けて単純ミスが多くなったり、
ささいなことでイライラしたりする。
 また、蓄積疲労が進むと、今度は眠れなくなり、「うつ」状態になること
もある。大切なのは、早めに疲労の蓄積を断つことだ。

 では、蓄積疲労を取るための方法は?
 まずは、食事。疲れがたまる一因はエネルギー不足だ。糖質をエネルギー
に変えるのに不可欠なビタミンB1が豊富に含まれる豚ヒレ肉、うなぎ、
玄米、ほうれん草、ゴマ、卵などを、1日に何回かに分けて取るようにし
たい。エネルギー代謝を高めるマグネシウムが含まれる木綿豆腐、昆布、
緑黄色野菜にも疲労回復効果がある。

 次は血行促進。筋肉疲労で発生する乳酸は、血流に運ばれて除去されるの
で血液循環をよくすることが大切だ。38〜39度のぬる湯にゆっくりとつかる
習慣をつけよう。また、血液の粘りを緩和するこまめな水分補給も大切だ。

 体内のイオンバランスの崩れも問題だ。
 大気汚染や紫外線で、空気中のマイナスイオンが年々減っている。休日に
はマイナスイオンの豊富な森林浴やせせらぎの音が聞こえる水辺で休息した
い。
 疲れて出かける気がしないときには、ぬるいシャワーでマイナスイオンを
発生させて、深呼吸しながら浴びよう。また、銭湯やサウナにもマイナスイ
オンがいっぱい。気分のリフレッシュにも効果的だ。

 気をつけたいのはスポーツ。体を鍛えるのはいいが、蓄積疲労がすでに始
まっている場合には逆効果になる。また、仕事で無理する人は、スポーツで
も無理をしがちなので、注意したい。

 蓄積した疲労は、放置しておくと自然に消えてしまうものではない。自分
の体の声に耳を傾け、疲れが蓄積されないよう自己管理していきたいものだ。