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秋の愉しみ松茸は
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秋の愉しみ 松茸は「やんごとなきもの」(兼好法師)

 新穀を供えて神の恵みに感謝する神嘗祭(10月17日)がやってくる。京都で
はこの日に、松茸を食べてお祝いする風習が今も残っている。南下した松茸前
線が近畿地方に到達する10月が国産品の最盛期。兼好法師が「やんごとなきも
の」と賞する愛しの松茸は、涼やかな秋にこそ愉しみたい。


 最近は夏前からスーパーなどの店頭に並ぶようになった松茸だが、輸入品が
ほとんどだ。6月頃に出回る「早(さ)松茸」、7月頃の「土用松茸」、8月
の「走りもの」と呼ばれる国産の高級品は、なかなか庶民の口には入らない。

 松茸の主な生産地は 1.広島93.8t 2.長野27.9t 3.岩手10.7t 4.
岡山9.6t 5.山口8.5tなどで、全生産量は181トン。それに対して、輸入松
茸は3,452トンだから、国内流通量に占める国産の割合は4.9%に過ぎない(20
00年農水省統計)。

 松茸の命は香り。収穫後、時間が経つほど香りが薄れるため、輸送に時間の
掛かる輸入品はどうしても物足りなさが残る。しかし、料理法によっては国産
品に負けない味わいを出す。

 輸入量が一番多い中国と北朝鮮の松茸は、やや柔らかめだが、国産に近い味
わいと形がウリ。少し泥臭いのでぬるま湯で洗い、土瓶蒸しや炊き込みごはん
に。韓国産は、歯ごたえがいいので焼きものに向く。カナダ産は、色白で形も
「マッシュルーム」という感じ。生での香りは強烈だが、火を通すと香りが弱
くなる。和風料理では淡白すぎるので、ソテーやシチューなどの洋風料理に。

 「松茸は国産に限る」といわずに、価格の安い輸入品を上手に使おう。高価
な国産松茸を少なめに使って探しながら食べるよりは、国産品と輸入品を混ぜ
てたくさん食べる方法がおすすめ。量を使えば、香りの薄さもあまり気になら
ない。また、市販の「まつたけのお吸いもの」を少量加えて香りを補うのも、
ひとつの方法だ。

 買う時には、国産・輸入品とも香りが強く、軸が太くて笠が中開きで弾力の
あるものを選ぼう。新鮮な国産品は、洗わずに拭くだけで料理したほうがい