|
||
|
BACK目次 NEXT 目次 |
|
■新顔青果は小さく、甘く、鮮やかに 健康志向から新しい食材、とくに野菜や果物を求める消費者が増えていると いう。さらに家族の少人数化で、食べ切りサイズを好む消費者も多くなった。 このような需要を満たすべく育種が積極的に進められ、農家も新顔青果の栽培 に力を入れるようになってきた。 その結果、「より健康効果が高く」「より小さく」「より甘く」「より手軽 に」「より鮮やかに」という特徴を持つ目新しい青果が続々登場している。で は、消費者の願いを実現した注目のニューフェースを紹介しよう。 ●キーウイフルーツ「香粋(こうすい)」 直径3〜4cm、重さ30〜50gと巨峰ほどの大きさ。爪で半分に割って、ブド ウのように皮から実を押し出して食べるので切る手間もいらない。おまけに糖 度が平均20と普通サイズよりかなり高いので、甘い果実好きにはぴったりだ。 ●カボチャ「コリンキー」 果皮も果肉も鮮やかなレモンイエローで、サラダや浅漬けなど生でも食べら れるのが特長。直径15〜17cmで手のひらに載る程度の大きさで、煮る・炒める などどんな料理にも使えるオールマイティ野菜。 ●ニンジン「ベーターリッチ」 数あるニンジンのなかでもβ‐カロテンの含有量がトップクラスで、生活習 慣病の予防に効果的。甘みがありクセがないので、ジュースやサラダでも抵抗 なく食べられる。1年中出回る点でも頼もしい常備野菜だ。 ●カラシナ「からし水菜」 姿は人気上昇中の水菜だが、実はピリッと辛いカラシナ。旨みもあり、サラ ダ・鍋物・和え物・炒め物・浅漬けなど1把買えば和洋中華で楽しめる。 今回は4品種を紹介したが、春の新顔青果が店頭に並び始めているので、見 かけたら料理法や栄養価を尋ねてぜひ、お試しいただきたい。健康効果が高い だけでなく、味も見た目も一味違う青果が食卓に並べば食事中の会話も弾むの では。 |
||