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●豆知識<健康> ・ 紀元前からあった 「にんにく健康法」
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■ 小正月は小豆(あずき)で邪気払い 今日(1月15日)は小正月。秋田の男鹿半島一帯では「なまはげ」が家々に 現われて、悪事を戒めつつ一家の幸福を祈り、そのほかにも各地で正月飾りを 焼く「どんど焼き」や「左義長(さぎちょう)焼き」が行なわれる(14日に行 なう地域もある)。また、小豆粥(あずきがゆ)を食べる習慣は、『土佐日記』 にも書かれているほど古い歴史をもち、現在でも全国的に行なわれている小正 月の邪気払いの慣わしだ。 なぜ、小豆粥が邪気払いになるのか? その訳は小豆の色にある。昔から日 本では赤色に魔よけの効果があるとされており、「ハレの日」には小豆を食べ て厄を払って無病息災を祈ったという。これは小豆の優れた栄養からいっても 理にかなっている習慣だ。小豆の赤色の成分はアントシアニン。肝機能を改善 し、疲れ目を癒す物質として脚光を浴びているものだ。血小板の凝集を防ぐ効 果もあるので血液をサラサラにしてくれる。これを有効に摂取するため 乾燥豆の料理は面倒だと考えがちだが、魔法瓶に良く洗った小豆と熱湯を一緒に 入れておけば数時 間で軟らかくなるし、アクのないきれいな色のゆで汁ができる。 和菓子や赤飯、煮物と料理法も多いが、とくに小豆粥には解毒(アミノ酸の 一種のリジン)、利尿(外皮に含まれるサポニン)の薬効があるとされている。 千年以上も続いている小正月の習慣を絶やさないためにも、正月で疲れた胃を 休めるためにも、今日は小豆粥を食べながら家族の健康を祈ってみてはいかが だろうか。
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