豆知識<健康>

血圧抑制にオレンジ
 ジュース


口内炎は一息つきたい体
  のサイン

味噌汁は朝の毒消し

摘み菜といえばヨモギ

ピロリ菌退治に「フコ
  イダン」

新タマネギは旬だけの
 
味わい

”体からのシグナル”オナ  
 ラとうまく付き合おう

土の香りを運ぶ新ゴボウ

パソコン作業による精神的・身体的疲労「テクノストレス」撃退法

生活習慣病の予防に
  らっきょう


ミラクルパワー!
 
納豆の実力

ひきしまった体づくり
  に「水中ウォーキング」


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味噌汁は朝の毒消し
  日本は温暖多湿な風土を生かし、多くの発酵食品を生み出してきた。なかで
も味噌は私たちの食文化に欠かせない調味料だ。高タンパクの大豆が麹菌・酵
母・乳酸菌などの微生物の力で発酵すると、糖分やアミノ酸などの旨み成分が
豊富で香り豊かな味噌に変身する。

  味噌はタンパク質、ビタミン、ミネラル豊富な機能性食品(病気を予防して
体調を整える働きのある食品)。おもな効果と有効成分は、ガン予防(イソフラ
ボン)、コレステロールの抑制(レシチン・サポニン)、老化防止(ビタミンE
・サポニン・褐色色素)、消化促進(酵素)、整腸作用(食物繊維)などだ。

 さて、味噌汁は「御御御付(おみおつけ)」ともいう。「御付」とはご飯に付
けて出すものを指すだけに、ご飯と味噌汁は切り離せないものだ。栄養学的に
見ても、米のタンパク質に不足しているアミノ酸が味噌に含まれており、両方
のアミノ酸の組み合わせでより完全な栄養になるという。味噌汁の具に緑黄色
野菜や海藻類、豆腐や卵、根菜類などをたっぷりと加えれば、ビタミン類やカ
ルシウム、タンパク質も摂取できる。カリウムを含む野菜を加えれば、気にな
る塩分を排出する効果も加わる。

 味噌の研究が進み、「味噌汁は朝の毒消し」「味噌は医者要らず」という諺ど
おりの効用が確認されつつある。徳川家康は当時の平均寿命の倍にあたる75歳で   
亡くなったが、「五菜三根(葉菜5種、根菜3種の具)」の味噌汁を欠かせなか    
ったという。具だくさんの味噌汁は1日の活力源。朝食にご飯と味噌汁を
食べて、しゃきっと仕事に向かいたいものだ。