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■喫煙、飲酒、間食への節度で老化にブレーキ! ★老化はどんな人にも訪れる加齢による体の変化だ。おもな原因は細胞内にで きる「活性酸素」だという。ならば、活性酸素の発生を抑えることはできない のだろうか。じつは老化をスピードダウンさせることは可能なのだ。 その方法はといえば、生活習慣を見直すことだ。キーワードは「節度」。最近、 あまり聞かれなくなった言葉だが、これこそが老化にブレーキをかける生活の 極意となる。 まずは、愛煙家にとって耳の痛い話を。たばこの煙が老化防止の大敵となる ことをご存知だろうか。吸い込むと、細胞内のミトコンドリアが大量の活性酸 素を発生するからだ。主流煙には200種類もの有害物質が含まれているが、た ばこの火から立ち昇る副流煙のほうがもっと害が大きい。つまり、家族の老化 防止を考えるうえでも喫煙はご法度だ。 今年5月に開かれた米国神経学会の発表でも、非喫煙者985人(うち495人は 受動喫煙者)の6年間の追跡調査の結果、30年以上受動喫煙している人は受動 喫煙していない人と比べて認知症発症のリスクが約3割も高いと報告されてい る。どうしても止められない方は、節度をもって。 大量の飲酒や間食もまた、活性酸素を発生させる。これらの悪い習慣でミト コンドリアが傷むと、活性酸素がより多く発生するから注意が必要だ。適正量 の飲酒は健康増進につながるが、それ以上の量になると「百害あって一利なし」。 やはり大切なのは節度になる。 では、老化をスピードダウンさせるにはどのような生活が望ましいのだろう か。やはり年齢に応じた適度な運動は必須だという。散歩や買い物、掃除や料 理など家事も意外に効果的なのだ。だたし、激しい運動は活性酸素を増やして しまうのでやめておいたほうがよさそうだ。 細胞のミトコンドリアが元気なら、老化だけでなく病気まで予防する。寿命 を延ばす働きもあるので、元気で長生きには「節度ある生活が鍵」と心得よう。 [関連ページ] ●国立循環器病センター「たばこのやめ方」 http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_18/panfu18_01.html |
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