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| ■腹持ちがよく低コレステロールの寒天で
                        内臓脂肪型肥満から卒業!
★悲しいかな、中年期以降は体重が増えやすくなる。生きるために最低限必要
 なエネルギーである「基礎代謝量」が加齢とともに下がっていくからだ。若い
 ころと同じ量を食べていたらエネルギーの過剰摂取で肥満し、内臓に脂肪が
 ついて生活習慣病になりやすくなる。どのような食生活を送ればいいのだろ
 うか。
 肥満の最大の原因はエネルギーの過剰摂取(食べ過ぎ)だ。さらに運動不足で
消費エネルギーが低下すると、代謝機能も低下して太りやすくなる。そのうえ、
年齢とともに基礎代謝量が下がっていくわけだから、肥満が気になるのなら意
識的に低脂肪メニューを腹8分目で抑える食生活に変えるよりほかない。
 「そうはいっても・・・」というのが大方の反応だろう。そんな人たちにお
勧めしたいのは体重計に乗ることだ。50g単位で測れるものなら理想だが、いま
あるものでとにかく測ってみる。朝食前より夕食後の体重が1kg以上増えてい
たら食べ過ぎ。体重計に乗ると、自然に適量を食べることに気を使うようになる。
 では、何を食べたらよいのだろうか? 
(1)主菜が揚げ物なら副菜は油の含まないお浸しや酢の物、煮魚なら肉類の
   入ったサラダなど、とにかく1食ごとの献立の料理法が重ならないよう
   にする。
(2)夕食は7時までにはとること(遅い時間に取る夕食は、さっぱりとしたお
   かず中心の献立に)。
(3)ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む野菜、イモ、海草、きのこなどを
   意識してとること。
(4)主菜は少なめ、主食と副菜は多めにとる。低脂肪を心がけるのはもちろ
   んだが、(1)〜(4)も意識していただきたい。
 食べる量を抑えるのが難しい人には腹持ちをよくする寒天がおすすめだ。食
物繊維の塊でほぼノンカロリー。WHO(世界保健機関)も「制限なしに食べられる
食品」に分類している。
 寒天には血糖値やコレステロール値の改善作用もあるといわれているし、日
本人に不足しがちなカルシウムも豊富なので中高年向きの食品といえる。夕食
前に寒天食品をとって、1ヵ月くらい便通や体重の変化をメモしてみよう。よ
い変化を実感すると、続けるのはそう難しくない。まずはやってみることだ。
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