|
BACK 目次 NEXT 目次 |
|
■冬は食べ時――風邪予防、血栓予防に青梗菜 (チンゲンサイ) ★もっとも日本に定着している中国野菜はといえば、日中の国交が回復した 1972年ころから栽培されはじめた青梗菜(チンゲンサイ)ではないだろうか。 価格も手ごろでクセやアクがなく、1年中出回っている緑黄色野菜だ。淡白 なので料理の守備範囲も広く、とくに冬は葉が柔らかいので食べ時といえる。 青梗菜にはどんな力があるのだろうか。 栄養成分としてはビタミンA、C、K、葉酸、カリウム、カルシウムを多く 含んでいる。とくにカルシウムは100g中に100mgとカップヨーグルト1個分 (90g程度)に匹敵するほど多く、骨強化だけでなく精神の安定にも力を発揮する。 また、ビタミンAは喉や鼻の粘膜を強化し、皮膚を健康に保つので風邪が流行す る時季には欠かせない野菜だ。 特筆すべきは、アブラナ科だけあってイソチオシアネートという辛み成分が含 まれていることだ。がん細胞の発生を抑えるだけでなく、血栓を予防するのでコ レステロール値が気になる人や血圧の高い人にはおすすめの野菜だ。 中国野菜というと油を使った料理に使いたくなるが、さっと塩茹でして俵おに ぎりを包めば鮮やかな色に食欲がそそられる。茹でるときに、鍋にごま油を垂ら すと香りと艶が一層良くなるだけでなく、ビタミンAの吸収率も高まる。 ご飯にヒジキやワカメなどを加えて味をつけておくと、なお美味しくなる。生 姜や塩昆布と一緒に浅漬けにしてもいけるのでお試しを。さらに、アクがないの で電子レンジ調理にも向いている。朝の忙しいときにも、お浸しなどが手軽にで きる。 店で選ぶさいのポイントは葉の色。青梗菜は緑が濃いと生育のし過ぎで葉がか たくなるので、淡い色のものを買おう。株元に丸みがあって全体にハリがあれば 良品だ。鮮度がよいうちに食べ切るのが一番だが、余ってしまったら濡れた新聞 紙に包んで野菜室に立てて保存しよう。 |
||