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■冬の抵抗力アップには胃腸の機能を整える春菊を 活用しよう! ★緑鮮やかな春菊の旬がやってきた。豊かな風味がほかの具材の味を引き立て る鍋物の名脇役だ。独特の香気が春菊の魅力であり、すぐれた機能性の源と いえる。さて、この香り成分にはどんな力があるのだろうか。 口に入れるとぱっと広がる春菊の芳香はオシメン、ベンズアルデヒドなど数 種類の香りの「合わせ技」だ。これが自律神経に働きかけて、体に様々な恵みを もたらす。 もっとも大きな働きは、体を温めて胃腸の機能を整えるという点にある。同 時に、胃腸の調子が落ちると起きる肌トラブルも回避してくれる。また、風邪 を引きにくくするので、冬の健康管理にはもってこいだ。新鮮なほどこれらの 香り効果が大きいので、鮮度が良いものを手に入れたい。 また、イソクロロゲン酸という抗酸化物質が含まれているので、がん予防や 体を老化させる活性酸素の発生を抑える効果も期待できる。さらにナトリウム 排出効果のあるカリウムが非常に豊富なので、血圧を正常に保つ作用もある。 中高年にはとくにお勧めしたい冬の葉物野菜だ。 ところで、寒くなって空気が乾燥すると肌荒れが気になるが、春菊は活性酸 素を退治する力が強いので美肌対策にも有効だ。美容面でいえば、豊富な食物 繊維が便秘を防いでダイエット効果を後押ししてくれる。 今年5月に発表された厚生労働省の調査結果によれば、40〜74歳では予備群 を含めると男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム だというからダイエットは待ったなしだ。とくに冬は太りやすいとされる時期 なので、春菊パワーを大いに活用しよう。 |
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