|
|
|
■サンマの脂肪酸は生活習慣病予防と認知症改善に 効果あり! ★9月も半ばになると猛暑もおさまり、朝晩は涼風が心地良く感じられる。 そんな季節を迎えると食べたくなるのが脂したたる熱々のサンマだろう。 サンマに含まれる脂肪酸は生活習慣病を予防するだけでなく、抗アレルギー 効果もあるという。 いま、三陸沖で獲れたサンマが店頭をにぎわしている。ツヤがあって腹が 太った新鮮なサンマにはエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸 (DHA)といった脂肪酸が豊富だ。これらは血中コレステロールや中性脂肪を 下げ、循環器系の病気の予防に効果がある成分だ。 さらにうれしいのは脂肪酸の抗アレルギー効果だ。いまや「国民病」と いわれる花粉症の予防に有効だという研究結果がでているので、スギ花粉が 飛散しはじめる前にしっかりと食べておきたい。また、大腸がんと乳がんに 罹りにくくするだけでなく、転移を抑えるという研究報告もある。 ところで、DHAは母乳に含まれていて乳児の脳に取り込まれると情報伝達を 司る神経細胞の働きを高める。DHAが「頭をよくする」といわれるのはこの働 きのためだ。子どもの成長には欠かせない成分だが、アルツハイマー型認知 症の症状改善にも効果がある。学習能力を高める働きがあるという研究報告 もあるので、記憶力の低下が気になる中高年にも必要な成分だろう。 7月に北海道沖でとれたサンマは高級魚だったが、これからは漁場が南下 して価格も手ごろになってくるので焼く・煮る・刺身にするなど料理法を変 えて大いに食べよう。生活習慣病の予防の目的でサンマを食べるなら週4回 程度で大丈夫。もちろん、サンマだけでなく肉や大豆製品と組み合わせてバ ランスをとりながら食べることが大切だ。 さて、サンマ好きには耳寄りな情報を――。 9月17日(日曜日)午前10時から、東京都目黒区の田道公園広場で「第11回 目黒のさんま祭」http://www.k-macs.ne.jp/~sanma/が開かれる。全国有数の水揚 げ基地・宮城県気仙沼の炭火焼サンマが振舞われる。もちろん、古典落語 『目黒のさんま』にちなんだもの。感激の味なので、近隣にお住まいで時間 のある方は「早めに!」どうぞ! |
||
|