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■ジェネリック医薬品を選べば薬代がほぼ半額に! ★今年4月から処方箋の様式が変った。医師の判断があれば患者が新薬か後発 (ジェネリック)医薬品かを選べるようになり、医師の処方する薬の負担が軽 減できるようになったのだ。そうはいっても、ジェネリック医薬品の効果に 不安をもつ人も多いようだ。はたしてジェネリックは信頼に値する薬なのか、 またその利用方法を紹介しよう。 ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間(20〜25年)終了後に製造・販売さ れる低価格の医薬品をさす。新薬は研究開発に莫大な費用と年月がかかるが、 ジェネリック医薬品なら開発期間は3〜5年と短期間で済む。そのため、新薬 と比較して価格が平均で半額程度に抑えられる(薬代全体。本人負担分ではな い)。 では、安全性や効果はどうなのだろう。新薬開発後20〜25年経っているため に、実際に使用した患者で薬の成分の有効性や安全性は確認できているので不 安はない。さらに、薬事法で新薬と同じ規制で開発・製造されている。加えて 新薬とジェネリック医薬品の主成分の溶け方を比較する「品質再評価」が実施 されており、品質管理面でも安心して使える。 とくにジェネリック医薬品で医療費の節約ができそうなのは、糖尿病や高脂 血症などの生活習慣病だ。このような慢性疾患は長期間にわたって服用するし 緊急性の高い薬とは違い新薬に頼らなくても支障がないと考えられるからだ。 ジェネリック医薬品を積極的に導入している病院がある。神奈川県川崎市の 聖マリアンナ医科大学病院で、ジェネリック医薬品の導入で医薬品購入費を年 間約1億5000万円減額したという。院内の受付や診察室内待合所など患者の多 い場所には、「患者の希望でジェネリック医薬品を選択できる」という内容の 張り紙が目につく。 しかし、導入にさほど積極的でない病院の場合にはジェネリック医薬品の処 方を医師にお願いしにくいという人もいるだろう。そんな人は日本ジェネリッ ク研究会のホームページの「ジェネリック医薬品お願いカード」をプリントア ウトして健康保険証や診察券と一緒に医療機関の窓口に提出しよう。医師が後 発品でも問題がないと判断すれば処方してくれるだろう。 [関連ページ] ●日本ジェネリック研究会のホームページ http://www.ge-academy.org/ |
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