|
||
|
BACK目次 NEXT 目次 |
|
■白内障の原因となる紫外線から目を守ろう! いま、地球全体の上空でオゾン層が破壊され、紫外線量が増えているそうだ。 強い紫外線は、肌だけでなく私たちの大切な目にもダメージを与えているとい う報告がある。紫外線が目に入ると活性酸素が発生し、細胞を破壊して水晶体 を濁らせるために、視力が低下する「白内障」になる可能性があるというのだ。 視野がぼんやりとかすむ、物の輪郭がだぶって見える、眼鏡で矯正してもピ ントが合わなくなる、まぶしいなどの症状が出るこの病気は、程度差はあるも のの40代で3割、50代で5割、60代で7割程度がもっているという。加齢とと もに増えていく病気だが、進行すると失明する危険性もあるために、原因のひ とつである有害な紫外線には日常的に気をつけたいものだ。 とくに、いまは目に悪影響を与える紫外線B波が増えている時季なので、外 出時にはサングラスやつばの広い帽子を着用しよう。サングラスは顔の側面ま でカバーするものでないと、サングラスの内側に反射した紫外線が瞳にはいっ てしまうので要注意だ。 最近は目尻やこめかみまでガードするものが出ているので、気になる人には おすすめしたい。街を歩くときには、日陰を歩いたり信号待ちには街路樹の陰 に入るなどのちょっとした工夫でも目の中に入る紫外線量は減らせる。 なにしろ、日本は世界に冠たる長寿国だ。当然のことながら長生きすれば目 に入る紫外線量も増えていく(80代ではほぼ100%が白内障)。白内障と紫外線 に因果関係があるならば、将来のことを考えて働き盛りのころから目をいたわ る生活をしたいものだ。紫外線に注意すれば、白内障になる時期や進行を遅ら せることができるのだから。 [関連ページ] ●気象庁・報道発表資料「最近のオゾン層等の状況について」 http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0506/16a/ozon2004.html |
||