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■1日のパワーは朝食で! ★起床後の体は“ガス欠”状態。体温も血圧も下がっているので、なるべく早 く活動できる状態に体に戻すことが大切だ。それには朝食が不可欠だ。食べ物 が入った胃が活動を開始してやっと体温が上がり始めるからだ。そこで、大切 な朝食を欠かさず摂る秘訣などを紹介しよう。 体と脳を目覚めさせるのは朝ご飯だ。また、起床時から空腹のままでは血糖 値(血液中のブドウ糖量)が下がり、人間はイライラしがちでストレスが大き くなる。だから、朝食を抜いてはいけない。しかし、厚生労働省の2006年国民 健康・栄養調査で朝食を食べない人の割合(欠食率)は男性で13.1%、女性で は8.5%いることが分かった。寝坊したから食べられなかった、ではなく最初 から食べる気のない人が増えているようだ。 深刻なのは子どもの欠食率の増加だ。10年前の調査では1〜6歳の男女とも に2%前後だったのに、2006年の調査では男性は7.6%、女性は7.1%と跳ね上 がった。大人の夜型の不規則な生活の影響が子どもにも影響したと考えられて いる。子どもの成長や安定した心に欠かせない朝食を食べさせるためにも、大 人の「朝食習慣」が大切になる。 理想は、午前中の活動エネルギーがとれる400〜500kcalの栄養バランスがと れた朝食だが、支度が面倒な人は納豆と卵、ご飯、野菜の入ったみそ汁でもよ い。ご飯を炊いたときに、1食分ずつ薄くのばしてラップに包んで冷凍保存し ておけば便利だ。みそ汁も多めに作って、さましてから鍋ごと冷蔵庫に入れれ ば翌日も食べられる。耐熱食器に1食分を入れてレンジで温めるだけ。これな ら、コンビニに行くよりもずっと早く、暖かいご飯が食べられる。そして安上 がり! 支度に手間ひまかけずに朝食を食べるなら、市販の冷凍おにぎりやレトルト おかゆ、具だくさんのカップ入りみそ汁が重宝だ。休日にホウレンソウやコマ ツナ、モヤシ、ミニトマト、ネギ、キノコ類などを買い、葉物とモヤシはゆで て密封容器にいれておく。トマトは洗い、ネギは刻んでそれぞれ密封容器に。 こうしておけば、朝にインスタントみそ汁やおかゆに足せる。また、おひたし やサラダなどの野菜料理が1品追加できる。キノコ類は冷凍しておき、少量の ごま油をかけてグリルで焼けば食物繊維たっぷりメニューが完成だ。 ほかにも油揚げを熱湯で油抜きして刻み、冷凍すれば長持ちする。コンニャ クも適当な大きさに切ってゆでてから冷蔵しておこう。市販の酢みそを添えれ ば立派なおかずになる。 朝食の習慣がなかった人は、だまされたと思って1週間くらい食べ続けてみ てはいかがだろうか。そうして体や心の変化を実感するのが「朝食習慣」への 早道!ますよ! |
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