バナー


216“ビタミン充実野菜”カブで免疫力を強化しよう!
217米や野菜のうまみを引き出す土鍋で、料理をもっと
      おいしく!

218 2008年は国連が制定した「国際ポテト年」―
      その意味は?    

219 定期健診で肝臓病を早期発見・早期治療しよう!    
220キウイフルーツは栄養素の宝庫    
221姿勢を矯正すると疲れにくくなる!
222よく噛むと大脳の神経細胞が活発になる



   BACK目次
   NEXT 目次
        
 
■姿勢を矯正すると疲れにくくなる!
姿勢がゆがむと、見た目が良くないし背骨や内蔵にも負担がかかってくる。
また、太ると筋肉が体を支えきれなくなって、歩行時におなかがせり出す姿
 勢になる。その結果、バランスが崩れてゆがみもより大きくなる。そうなら
 ないように、良い姿勢作りに役立つ情報を紹介しよう。

 良い姿勢とは、ま横から見ると耳、肩、太ももの付け根、膝、くるぶしを結
んだラインを一直線に保てることだ(すると、背筋が自然なS字カーブを作る)
。自分でチェックするのは難しいが、普段の姿勢を家族に聞いてみるとよいだ
ろう。また、椅子に座ったときに背もたれに寄りかかってしまう場合は、姿勢
がゆがんでいる可能性が高い。首や肩、腰が痛い場合にはゆがみが進んでいる
かもしれない。

 では、どうすればきれいな姿勢づくりができるのだろうか。外出時にはひざ
をのばして歩幅を大きくとり、かかとから着地してつま先で軽くけって歩こう
。女性は背骨の湾曲が強くなるハイヒールをやめて、歩きやすい靴に変えてみ
ては。最近は正しい姿勢で歩ける靴が出ているので、そういうものを使ってみ
るのも良いだろう。

 また、信号待ちや家事はつま先立ちで、歯磨きは片足立ちで、椅子に座ると
きには背もたれに頼らない、モップではなく雑巾がけをするなどを意識的に続
けていただきたい。中年期以降は加齢や運動不足で筋力が衰え、姿勢が悪くな
ってしまう。そのまま放置すれば、骨や関節にも過度の負担がかかって膝の関
節の軟骨がすりへってしまう原因にもなる。そうでなくとも骨粗しょう症で骨
がもろくなりやすい年齢に突入しているだけに、姿勢の矯正は急ぎたい。

 まずは、正しい歩き方を意識的に続けて、体に覚えさせることが大切だ。す
っと背筋を伸ばして、サッサと歩く。姿勢が良くなれば、疲れやすさや肩こり
腰痛も緩和される。そして不思議なことに、気持ちまで若返ってくる。日常的
に姿勢に注意を払ってみよう。