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■“ビタミン充実野菜”カブで免疫力を強化しよう! ★みそ汁に、煮物にと冬に大活躍するカブは、値段も手頃になって主婦にはあ りがたい食材だ。根も葉も食べられるうえに、都市近郊も含め全国各地で作 っているので鮮度のよいものが手に入る。 このところ新型インフルエンザに関する報道が多いが、我が身を守るために は日頃から免疫力を高める生活を心がけたい。ビタミンとミネラルの宝庫・カ ブは免疫力強化に役立つ野菜なのだ。 カブといえば根を思い浮かべるが、じつは葉のほうが格段に栄養豊富だ。カ ロテン、ビタミンC、B1、B2に富んだ“ビタミン充実野菜”といえる。カルシ ウムやカリウム、鉄などのミネラルも非常に多い。 ウィルスに対する免疫力強化に役立つ緑黄色野菜なので、捨てることなく使 い切りたい。冬は葉付きが出回るので、鍋物やみそ汁などあったか料理にたっ ぷりと入れて、風邪予防に役立てよう。 では、根のほうはというと、アミラーゼなどの消化酵素が豊富で、胃の調子 が悪いなというときにはすりおろして絞り汁を飲むとよいだろう。胸焼けのと きには浅漬けやサラダにしてよくかんで食べると、胃が楽になるようだ。アミ ラーゼの消化促進効果を期待する場合には生食が一番。 また、カブはアブラナ科なのでがんの抑制に働くとされているグルコシアネ ートを多量に含んでいる。この成分を含むほかのアブラナ科の野菜(キャベツ・ カリフラワーなど)に比較しても、もっと多いので冬の食卓の定番にしていた だきたい。貧血予防に働く葉酸や腸内の有害物質を吸着する食物繊維も豊富だ。 選ぶさいには葉がみずみずしく、皮に艶があって持ち重りのするものを。ハ ウス栽培のカブは煮くずれしやすいが、旬のいまなら実が充実して煮くずれし にくく、甘みが出ておいしくなっている。冬の小カブは皮が薄いので、むかず に料理すると見栄えもよいのでお試しあれ! |
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