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66外食時のひと工夫
67メロンは健康維持に効果のある機能性食品
68アスパラに新顔登場
69早朝高血圧は要注意!家庭で血圧を測ろう
70「梅雨アナゴ」は旨いアナゴの代名詞
71肝臓力アップには土用シジミ


 

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アスパラに新顔登場
  アスパラの旬がやってきた。鮮やかな緑のアスパラは、軽く火を通すと歯ご
たえが良く甘い春の香りが口に広がる鮮度が勝負の野菜だ。かつては缶詰のホ
ワイトアスパラが主流だったが、グリーンアスパラが野菜売り場を彩るように
なった。ちなみに、両方とも同じ品種で、土の中で育てると白く、たっぷりと
陽に当てて育てると緑になる。

 もちろん、緑の方が栄養豊富だ。アスパラギンはアミノ酸の一種で、栄養ド
リンクの名前にも使われるほど疲労回復に効果を発揮する成分だ。穂先に含ま
れるルチンは血管を強化して血圧を下げる働きがあるし、カロチンやビタミン
B1、B2、Cなども豊富に含まれる。がんや動脈硬化予防効果も認められている
という。アスパラには、免疫力強化や肝機能改善の働きもあるので焼き野菜や
サラダ、揚げ物などにして旬を味わいたい。

 さて今年は、昨年までホテルや一部のレストランだけでしかお目にかかれな
かった希少野菜・紫アスパラ(皮が紫色、内側が緑色の新品種)が小売店に並
び始めた。収穫量が増えたために流通するようになったもので、糖度が高くて
抗酸化物質のアントシアニンやビタミンCが豊富なアスパラだ。生食ができる
ので手間をかけずに食べられるという特長があり、火を通せばトウモロコシの
ように甘くてホクホクとした味が引き立つ。茹でると紫色素が落ちるので、新
鮮なうちなら生で食べるか焼いて食べよう(まだ流通していない地域もある)。
 ほかにも、北海道内や一部の通信販売では生食用のホワイトアスパラがお目
見えしている。在来品種よりも太くて甘い畑の珍味だ。

 アスパラを買うときには、穂先がしまって切り口が生き生きとしているもの
を選ぼう。鮮度が命の野菜だけに、買ったらすぐに食べきるようにしたい。時
間がたつと苦味が出るが、保存したい場合はビニールに少し水を入れて必ず立
てておくこと。さあ、今年は新品種の紫や白いアスパラも食べてみよう。