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■爽やかなブルーベリーはメタボな中高年の味方! ★加工品が多かったブルーベリーだが、最近は生鮮果実としてお目にかかれる ようになった。日本国内での生産も増えており、いまがちょうど旬。「疲れ目 改善によい」などという話も聞くが、果実としての栄養も非常に豊富だ。9月 ごろまで出回る青紫の小さな粒に、どんな効果が期待できるのだろうか? ブルーベリーにとりわけ多いのは日本人に不足している食物繊維だ。100キロ カロリーあたりでは6.7gと、サツマイモの1.7gを大きく引き離している。と いうことは、食事の後でもカロリーオーバーをあまり気にしないで食物繊維が 摂取できる「別腹フルーツ」だということ。おまけにコレステロールの吸収を抑 える水溶性、便秘を予防する不溶性の両方が含まれている。 また、ブルーベリーに含まれる「テロスティールビーン」という物質には、治 療薬に匹敵するほどの悪玉コレステロール値を下げる働きがあるという(米・農 務省の研究より)。さらに強い抗酸化作用で心臓病やがんなどの生活習慣病を予 防するとされるビタミンEが果実の中では非常に多い。 青紫の色素・アントシアニンだけでなくクロロゲン酸、フラボノイド、カテ キンなどのポリフェノールも多く、動脈硬化予防にも良いとされる。愛らしい ブルーベリーは若い女性に人気の果物だが、じつはメタボな中高年向きの果実 なのだ。 摘みたてのビックリするほどフルーティーな味わいは産地だけの楽しみだが、 店頭で良品を見分けるポイントは色だ。黒に近い紫のものが完熟している証拠。 表面の白い粉(ブルーム)は果実の内側から出る天然のワックスで、これは鮮度 保障の食べごろサインだ。 ごしごし洗って落とす必要はない。さっと洗って丸ごと口の中にポイ。ブル ーベリーは手軽さも魅力のテーブルフルーツだ。 |
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