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210バランスのよい食事と適度な運動でアンチエイジング
      の実践を!

211骨と肝臓を守るにはミカン――「小さいミカンはおいし
      い」は本当か

212葉酸豊富な海苔には、認知症を引き起こす成分抑制
      の働きが!

213生活習慣病や風邪を予防するドリンク・甘酒を作って
      みよう!
214男性だって肌の乾燥にご用心――保湿がポイント
215レシチン豊富なこうや豆腐で、正月太りを解消しよう!



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■男性だって肌の乾燥にご用心――保湿がポイント

冬になると空気が乾燥して、女性は肌のケアに神経を使う。男性だって無頓
 着でいては肌トラブルが増えてくる。乾燥肌になるとバリア機能が低下して、
 紫外線や有害な化学物質が入りやすくなる。おまけに、年齢が高くなるにつ
 れて乾燥肌になりやすくなる。今回は顔と体の保湿方法を紹介しよう。


 皮膚が乾燥すると、神経の末端が皮膚の表面に向かってのびてゆく。そのた
めにわずかな刺激でもかゆみが出るといわれている。まずは室内の空気を乾燥
させないように加湿器を使ったり、ぬれタオルを下げる、ストーブにヤカンを
かけるなど湿度を上げる工夫をしよう。

 まずは顔のケアから。ポイントは洗顔後すぐに化粧水などで保湿することだ。
皮膚は水にぬれると急速に乾き、「ぬれる前よりもさらに乾燥する」という性
質をもつ。だから、洗顔してそのまま会社に出かけていては肌荒れも当たり前
だし、シワやシミがでやすくなり「ふけ顔」の原因になる。

 洗顔は石けんでも問題ないが、よく泡立てて手のひらで包み込むようにやさ
しく洗おう。脂っぽい部分から洗い始めて、時間は1分以内に。男性でもタオ
ルドライ後すぐに化粧水か美容液で保湿して、乳液かクリームをつけていただ
きたい。高価なものや男性化粧品でなくとも大丈夫。安価なものがスーパーに
並んでいるので、それで十分だ。

 次に体のケアだが、入浴直後にすばやく保湿することが大切だ。タオルで水
分を取ったら、まだ体が湿っているうちに保湿剤をぬる。肌のためには、皮膚
のもっている潤い成分を逃してしまう長い入浴もいけない。

 ぬるめの湯に15分程度をめやすにしていただきたい。もうかゆみがあるとい
う場合には、保湿効果のある入浴剤を使おう。これで肌の保湿力をある程度は
高めることができる。

 年末の忙しさで食事も乱れがちだが、良質のたんぱく質と野菜や果物を十分
とっていただきたい。バランスのとれた食事も肌ケアにとっては非常に大切だ。