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■紫外線は白内障の原因になる 8月は海水浴など戸外に出る機会が多くなり、紫外線を浴びる時間が長くな りがちだ。紫外線の肌へのダメージはよく知られ、日焼け止めクリームなどで 防止策をとっているようだが、目への悪影響を忘れてはならない。強い紫外線 は角膜の奥にある水晶体を傷つけ、視力の低下や白内障を引き起こすのだ。 特に目に悪さをする紫外線はB波だ。4月から9月は1年中で最もB波が増 える時期ときては、何らかの予防策を講じないわけにはいかない。まずはツバ の広い帽子をかぶること。男性は通勤や外回り時に帽子は抵抗があるかもしれ ないが、そんな人はなるべく日陰を歩くように心がけよう。女性には、目だけ でなく首や腕まで保護できる日傘がおすすめだ。 もう一つ有効なのはサングラスの着用。かつては運転中のまぶしさ防止やオ シャレの小道具だったが、今では春から夏にかけての必需品といえそうだ。た だし、サングラスならどんなものでも良いというわけではない。条件は3つ。 (1)顔の側面にフィットして隙間の少ないもの(隙間から入った紫外線が、 サングラスの裏面に反射して目に入る危険性が増すから)。(2)レンズの色 はなるべく薄いもの(色が濃いサングラスでは瞳孔が大きく開くため、紫外線 がより多く瞳に侵入してしまうから)。(3)レンズはUVカット効果のある もの。これらの条件を満たしていれば紫外線の目へのダメージはかなり抑えら れる。 それに加えて、今の時季は紫外線で弱りがちな目をいたわる食生活を重視し たい。ビタミンA(緑黄色野菜や海藻類)、C(果物や野菜)やE(ウナギ、 大豆、ナッツ類)を上手に摂取しよう。最後にサンスクリーン剤の意外な落と し穴を紹介しておきたい。目の周りに塗ったクリームやローションに紫外線が 反射して目に入ってしまう危険が生じるのだ。日焼け止めを塗ったときには、 帽子や日傘、サングラスで目の周りに日光が当たらないようにご注意を。 |
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