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■食事、睡眠、運動が3本柱――生体リズム健康法 で規則正しい生活を! ★睡眠、ホルモン分泌など体の活動はほぼ1日周期で動いている。このリズム が乱れると、「朝はなかなか起きられない」「昼間も活力がわかず、頭がすっ きりしない」ということになってしまう。思い当たる方は、ぜひ日常生活の なかの「心と体のリズム」を見直していただきたい。そんなときに参考になる 「生体リズム健康法」を紹介しよう。 人間の心身リズムをつかさどる生体リズムは遺伝や環境で一人ひとり違って くるが、この生体リズムが心身の働きや病気になりやすい時間を決めているの だという。確かに、月曜日と木曜日の起床後2時間以内に心筋梗塞が多発して いるし、血圧は日中の活動がはじまると高くなり就寝中は低くなる。 だから、病気の予防には心身リズムを整えることが有効になる。そのために は規則正しい生活が欠かせないが、なかでも「食事」「睡眠」「運動」は健康 の三本柱だ。 食事は朝3・昼2・夜1の割合に配分すること。そうすれば、目覚めたとき に空腹を感じることができる。朝食がしっかり食べられれば、体を活発に動か すエネルギーも充分に補給できる。 睡眠で重視するのは、睡眠時間の長さよりは早寝早起きである。「朝型が健 康の秘訣」という考え方で、朝に太陽の光をたっぷりと浴びれば生体リズムが 整っていく。 運動を毎日欠かさないことも生活リズムを整える働きをする。大げさに考え る必要はなく、会社や駅の階段の上り降りはエレベーターを使わない、1つ先 の駅まで歩くという程度でも大丈夫。また、深呼吸を繰り返すこともおすすめ だ。お腹を膨らませながら鼻から深く吸って(交感神経を活発化)、口からゆっ くりと長く息を吹き出す(副交感神経を活発化)。これだけなら、いつでもどこ でもできる。 最近、気が晴れ晴れしない、朝から居眠りする、仕事の効率が上がらない、 夕方にはひどく疲れてしまうなどに思い当たる方は是非、生体リズム健康法を 取り入れていただきたい。「食事」「睡眠」「運動」を心がければ、心と体に 変化が現われるかもしれない。 |
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