豆知識<健康>

コショウは「薬になるスパイス

錦繍(きんしゅう)を愉しむ

栗を食べるなら渋皮まで食べよう!

おいしい米はコシヒカリのみにあらず

体温を上げて免疫力アップ

紫イモのアントシアニンで
  健康増進


西洋梨で秋の味を先取り

木綿と絹はどう違う?−豆腐の はなし

スイカは成人病予防に効果あり

紫外線は白内障の原因になる

泳ぐ二枚貝ホタテ
 

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錦繍(きんしゅう)を愉しむ

 寒露(10/9)も過ぎて、山の木々も色づき始める頃となった。北国や標高の高
い山から紅葉前線が下りてきて、秋が深まるにつれて鮮やかな彩りを披露して
くれる。光合成が停止して葉が色づき始めるのは、明け方の気温が8℃以下に
なる時期。さあ、燃えるような錦繍の到来はもうすぐだ。

 まずは待ち遠しい「紅葉前線」について。桜の開花日が標本木の咲き初めで
あるのに対し、こちらは標本木(イロハカエデ)の葉のほとんどが色づいたと
きを「紅葉日」としている。つまり、紅葉前線はちょうど見ごろの時期をさし
ているのだ。しかし、その期間は3日程度と非常に短いのが難点。

 では、紅葉前線が進むスピードはどのくらいだろう。平均1日27km(時速
1.1km)と比較的ゆっくり南下するといわれている。

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釧路市阿寒町行政センター観光商工課
http://kouyou.nihon-kankou.or.jp/detail/view.php?id=K0145&m=2&c=01

見頃を迎えている。風が吹かなければ今週いっぱいは楽しめそう。(2011年10月
13日現在)

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 ところで、錦織りなす山並みの色合いは年によって違っている。美しい年も
あればやや残念な年もあるが、それは秋の日照時間と夜間の気温に左右される
からだ。葉が太陽光線を十分に浴びると赤の色素(アントシアニン)がたっぷ
りと作られるし、夜間の気温が下がるほど緑の色素(クロロフィル)の分解が
よく進んで、赤だけでなく黄の色素(カロチノイド)が引き立ってくる。

 昔から日本人は紅葉が大好きだった。万葉集や百人一首にも「もみぢば」や
「もみぢ」が数多く詠まれているが、現代人の私たちにも秋の風情に心奪われ
る遺伝子が組み込まれているように思える。10月も下旬になると天気も安定し
て絶好の紅葉狩り日和になる。山や公園に出かけて木々の秋色の演出を愛でよ
う。